「うらやましい」がおしえてくれること

嫉妬

こんにちは。カウンセリングサービスの青井あずさです。

いつもありがとうございます。

今日は「うらやましい」という気持ちについて。

私の経験から、そのとりあつかいについてお話させていただきますね。

私は羨ましい気持ちとずっと持ちながら生活をしていました。

沢山の人たちに対して嫉妬という感情を抱えながら過ごしてきた記憶があります。

私が心理学を志す前で、子供が幼稚園に通っている頃。

周りには同年代のお母さんたちが沢山いました。

その頃は本当に自分に自信がなくて自己嫌悪が強くて、

毎日が自己否定の嵐の中にいるようでした。

保育園や幼稚園というのはママ同士で何かと競争が起きやすいもの。

子供の年齢が同じというところが基準線になり、自分と相手の差異が気になる。

自分と他のママを比べてしまって、

それはそれは落ち込む日々。

自分よりも周りの人が輝いていて楽しそうで充実しているように見えるのです。

キラキラしている人が羨ましい。

SNSで素敵なライフスタイルの人が羨ましい。

自分の仕事をもって

充実した生活をしている人が羨ましい。

私は夫の実家に同居だから、一戸建てを持っている人が羨ましい。

夫と上手くいっていないから、夫婦仲の良い人たちが羨ましい。

実家の援助が得られないから、自分の親が子供を見てくれる人が羨ましい。

人が羨ましくて羨ましくて、

羨ましいという気持ちが積み重なって「妬ましい」という気持ちになって。

羨ましい、妬ましいというには感情としては珍しいものではありません。

しかし、嫉妬という感情は感じるのが辛いものなので、自分が嫉妬しているということを感じないようにスルーしてしまうこともあります。

例えばわたしの場合、一緒にジーンズ姿でお茶していたママ友が、仕事に復帰してスーツで登園したりし始めると心がザワザワする。

でも、なんだか負けた気がするしあの人にはもう会いたくないなと思う、いつのまにか避けている、みたいなスルーの仕方。

そんな気持ちを感じたくなくて結局そのママ友とは距離をおいてしまったというような感じ。

見たくなかった嫉妬の感情の元を探ってみると…

そこには「どうせ自分には手に入らない」というあきらめ、劣等感、年齢期的にもいまさら無理…とか、もうみじめな気持ちがたくさん!

しかし、実は…「どうせ自分には手に入らないから…」という所に、「本当は私もそれが欲しい!」という思いの成分が隠れているのです。

このように嫉妬という感情の裏には、相手と自分が競争して、その競争に負けたと思って、自分には手に入らないと感じた時に感じる感情だと言えます。

でも、当時の私は「自分が本当は欲しいと思っている」ということを認められなかったのです。

そんな願いを持つことを自分に禁止していたのです。

本当は欲しいのに、欲しいと言えない。

欲しいというのを禁止してしまう。

相反する心はフリーズしてしまいます。

羨ましいの下に隠れた私の本当の願いはこうでした。

「私は自分の仕事をもちたい。天職を生きたい。」

「私は家族が味方になってくれている安心感が欲しい。」

「私は豊かさを受け取りながら生きていきたい。」

その願いを持つことを自分に禁止していたから、ママ友の活躍が羨ましくて妬ましくて、全く自分とは関係ないものとして距離を置き、悪口を言っていた。

願いを持つことを禁止していたのは、自分の劣等感、みじめさ、自分嫌い、などなど自尊心の低さが関係していたのかもしれないなと感じています。

だってね、もう一度願って求めたとして、手に入らなかったら怖いじゃないですか。

もう一度絶望しなければならないじゃないですか。

だから禁止もするし、見たくないものとして蓋をするのです。

自分にネガティブなイメージを持っている分だけ、自己否定をしていた分だけ、どうしても自分への禁止を解くのが難しくなる。

自分の願いを認めるのが、難しくなるみたいです。

そんな時に自分の願いを認めてほしいと、お知らせとしてやってくるのが、羨ましい妬ましいとう感情なのかもしれない。

私は後にカウンセリングを受け始めて、カウンセラーの手を借りながら最終的にはこれらの願いを叶えていきます。

自分の願いを隠した「羨ましい」という気持ちを開放します。

しかし自己実現のために自分の願いを自分で認め、叶えていくには、自己肯定感の回復や自分嫌いへの取り組みが欠かせなかったように思うのです。

もしかしたらあなたの中に「人が羨ましい、妬ましい」という気持ちが沸き上がってきているならばそれは、あなたの願いが「認めて!」と声をあげてるのかもしれません。

あなたの中の「認めてほしい気付いてほしい願い」が幸せに向かうのを待ちわびているのかもしれませんよ。

自分の願いを認め聞くには、ほんの少しの勇気と意欲が必要みたいです。そんな時はどうそカウンセラーを味方に。

良かったらお話を聞かせてくださいね。

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