こんにちは。カウンセリングサービスの青井あずさです。
いつもありがとうございます。
三回にわたって罪悪感触れてきていますが、ここで皆さまに発表があります。
なんと、なんと、どんなに癒し切ったとしても、人間から罪悪感は無くならないんです!
なぜかというと、罪悪感って日常のほんのささいなことからどんどん生まれていくものだから。
私は「罪悪感は無くならないのだ」ということを知ったときに大ショックを受けました。
え?じゃぁ何のために心理学やってんの?って思いました。
罪悪感無くならないのに、何のために私たちは躍起になっているのでしょうか。
私は「罪悪感と上手く付き合っていくため」だと思っています。
無くならないのであれば、上手く付き合うしかない。
だから、罪悪感の出方やパターン、手数を知って、自分で気づいていくことが、上手く付き合っていく方法だなって感じているのですね。今回の罪悪感のパターンは「人と距離をとりたくなる」です。
前回のお話はこちら 人と距離をとりたくなる(2)
前回は、罪悪感から人と距離をとりたくなるというパターンに気付いてどう対処するか、次にどのような選択をするのかというお話でした。
今まで通りに、恐れからの選択をすると…
人と距離をとる、結果孤独になる…そのほうがラクであるけれども、孤独になることが自分を幸せにしないのであれば、結果的に自分に罰を与えている行動です。
ここでは「今までとは違う選択をする」のを求められるのですが、それってめちゃくちゃ怖いし、勇気がいる事なのですよね。
「でも、もう一度つながる」と思って、何度も選択すること。
私は上司にこのように言いました。
「ミス、すみませんでした。あとまた手伝わせてください…」
ありふれた言葉であるけれども、めちゃめちゃ緊張するのです。
手汗が止まらないし、上司の顔が見られないし、フロアーの全員がこっちを見ている気がする。
結果どうなったか。
上司は「あ、いーよ全然。そしたらこれやっといて。」
普通でした(笑)普通に仕事をふられました。

今までの私は、顔向けできない気持ちから自分の惨めさに入ってしまって、自分から相手につながっていくということができなくて、結果的に自分に孤独を与えていたのです。それは自分への罰でした。
今回の件で、私は自分からもう一度つながりに行き、この後も普通に仕事をすることができました。自分の惨めさを越えて繋がりを選んだのです。
あの時の嘘くさいと思った上司の優しさを受け取り直したのですね。
何か自分を責めることがあったとして、人と距離をとりたくなった時や、人からの好意を受け取れないと思ったとき、そんな時は罪悪感かも…と思って、もう一度つながる選択をしてみる、ということを覚えておいていただきたいなと思います。
とはいえ、罪悪感を感じた時に引きこもったり、人と距離を置いたりするのは、「心を閉じているから」といえるのですが、心が閉じたのは心の防衛機能です。
痛みがあるということは、心を閉ざさるをえない経験があったからかもしれません。
人と距離を置くことが自然に感じられるのであれば、痛みから自分を守ろうとしての事なのかもしれません。
もう一度つながろうとするとき、痛みがあるならば、どうぞカウンセラーを頼ってみてくださいね。