こんにちは!カウンセリングサービスの青井あずさです。
いつもありがとうございます。
もともと私は、一日の終わりにはビール!ビールがなくては一日は終わらない、という信条でした。
20歳から約20年間!風邪をひいた時と息子の妊娠・授乳時以外は、一日も欠かさずというくらいにお酒を飲んできました。
年月にしたら…けっこうすごいでしょう!
まぁ、威張れることではないですけどね。
それくらいに、飲まずにはいられないという気持ちでした。
それが、昨年の夏頃からあまりお酒が飲めなくなってきたのです。
飲めないというか、飲まないというか。
飲みたい気持ちもなくはないが、次の日の事を考えると、飲まない方がラクだからなぁ、という日が続いています。
まぁ、年齢のせいもあると思いますけれど。
自分の感覚を見つめていくときに、お酒の酔いはちょっといらないかな、と感じるようになってきたのです。
自分のことを大事に考えたいときに、酔ってない時間があるほうが都合がいいという感じです。
おかげ様で前よりも体調も良いと感じるので、このままでいいかなと思っています。
夜ビールを飲まないで日々を過ごしていると、ある変化に気付きました。
飲まないでいる時間は、夫と素面で向き合う時間ということになります。
夫と素面で夜を過ごす…
これがなんというか、ちょっと恥ずかしい!
恥ずかしい感情を感じていました。
いまさら恥ずかしいなんて、なんか余計に恥ずかしい…
恥ずかしいという気持ちは、ちょっといたたまれなさも感じますが、それは自分にフォーカスしすぎてるとき。
だから恥ずかしいときこそ、相手の事を見てみます。
自分の恥ずかしさを感じながら、でも、相手の事をみる。
そうすると、夫のことがわからなくて不安。
恥ずかしいんだけれども、同時に夫がどんな人で、どんな事を考えているか、分からなくなっている不安も感じたのです。
私、夫のことをどれだけ見過ごしてきたのかなと、自分の失った時間に対してちょっと怖くなったのです。
でも、まぁ飲みたい気持ちがあったということは、それだけの理由が私の中にあったということだし。
それでもいっか!と思います。
これからまた、新しい気持ちで夫を見ていけばいいよね、と考えています。
私の夫は、前にブログで書いた通り専業農家経営をしています。(こちらをどうぞ)
実際アスリートのようなストイックな生活をしていて、もともとあまりお酒を飲むタイプではありません。
だから、結婚してからは約10年間、毎日ビールを飲んで酔っ払う私を、夫は見守ってくれていました。
時に心配はすれど、酔った私が邪険にされるということはなかったのです。
そんな見守り隊だった夫に、今年のお正月はお酒を飲ませてみました。
夫に素面で向き合うのが(今でもちょっと)恥ずかしい私の対抗手段です。
とっておきの飛騨の日本酒です!
すると、見事な酔っ払いが出来上がり。
普段の夫は、あまり自分からしゃべるというタイプではないのですが、
酔った夫は、しゃべるわしゃべるわ、どうしようもないギャグの連発…
私はそれに爆笑してしまいました。
お酒を飲んで酔ったときに出てくるのは、普段抑圧しているところなんて言われていますよね。
お酒が心を緩ませることで、普段隠しているところが出てくることってあるじゃないですか。
そこで私思ったんです。
この人、こんなに楽しむ気持ちを持っていたのか。
こんなに楽しいことがしたかったのか。
本当は楽しむ気持ちを持っているけれども、それは出さずに。
喜びとか楽しさを抑圧して自分を保ちながら仕事をして、そうして家族を支えてきたんだなぁって。
そんな風に思えてきたのです。
彼のどうしようもないギャグに爆笑しながらも、心の中は彼への愛おしさでいっぱいでした。
そんなことを考えながらもう一つ気付いたことがあります。
そんな風に、夫を笑いながら見ている私の姿は、
以前私がビールを飲んで酔っ払っていたのを見守っている夫の姿と重なりました。
お酒をのんでストレスを紛らわせたり、不安を解消しようとしたりしていた私の気持ちを汲み取って、夫は見守ってくれていたのかもしれないなぁと。
夫も私の事をこんな風に見ていたのかもしれないなぁと思ったのです。
なんだか、じんわりと嬉しい気持ち。
それは、酔った夫を通して、私が過去の夫からもらった愛情のプレゼントみたい。
時間差がだいぶありますけどね。
次の日も夫は上機嫌で、「昨日の夜は本当に楽しかった」と繰り返し言っていました。
そ、そうか、そんなに普段抑えている気持ちがあるのか。
自分のことにいっぱいで気づけなくてごめん。
じゃぁこれからは、お酒を介在しなくても、もっと一緒に楽しめることを探していこうね。
二人の楽しみをもっと見つけていこうね。

パートナーシップが得意分野のカウンセラーと名乗りながらも、
夫婦の間で見えていないことは、まだまだ沢山あるみたいです。
出会って20年経ちますが、それでもまだ、たくさんあるみたいです。
楽しみながら、取り組んでいきたいと思います。